CrossFileについてインタビュー。

 http://pcweb.mycom.co.jp/articles/2005/06/05/computex3/
 ATIのRich Heye氏。
 結構色々ズバリ聞いてますので、気になった点をいくつかピックアップ。

 Q) 現在のCrossFireは2枚のカードでの連動ですが、もっと多数、3枚とか4枚といった
 構成は可能ですか?

 A) 今のところ2枚が上限だ。技術的にはもっと増やすことも不可能ではないが、
 現実的なソリューションになるとは思えない。それに帯域も足りない。
 今はPCI Expressが十分高速だから、恐らくその帯域の全てを使い切ってはいないだろうが、
 今後グラフィックが高性能になるにつれ、必要とする帯域はどんどん増えてゆく。
 そうなると、例えばx16のPCI Expressを4つとか8つに分けたら帯域が足りなくなるだろう。

 やっぱり今は2本、と言った形のようですネ。ただ現実的には確かに最適解でしょう。

 Q) しかし例えばATIはX850 XTのAGP版を出していますよね。で、幾つかの
 マザーボードベンダーはAGPPCI Expressを同時に使えるマザーボードを
 リリースしています。ですから、CrossFire対応PCI Express版と
 AGP版を使うという事が出来たら、AGP版のハイエンドRADEONを買った
 ユーザーも喜ぶと思うのですが。

 A) それをやるためには、エンジニアにかなりの仕事をしてもらわなければならないだろう。
 残念ながらそうしたリソースは無い。

 Forcewareなら出来そうな気がしますけどね。
 まぁNVIDIAも今後あんまりAGP版出す気無いでしょうし、サポートはしないでしょうけど。

 Q) 例えばIntelのBlack Creekという955Xマザーボードは片方が2本の
 PCI Express x16スロットを持ちますが、片方は16レーン、
 もう片方は4レーンの構成です。この構成でもCrossFireは動作しますか?

 A) 勿論動作する。ただ、片方が4レーンしかないと多少性能が落ちるだろう。
 8xレーンが2つの構成の方がMore betterだ。

 この辺も、「2本決め打ち」ですのでしょうが無いといえばしょうがないですね。
 IntelユーザもnForce SLI Intel Editionのみの選択肢となるかもしれません。