脅威ではなく共存

 http://gamez.itmedia.co.jp/games/articles/0912/21/news047.html


 画面だけ見るとiPhoneiPod touchPSPはあまり変わらないといった
 感じがします。実際、スタン・イング氏見せていただいた、レースゲーム
 「ニード・フォー・スピードシフト」(12月18日配信)を見る限りでは
 PSPと表現力にあまり大きな差がありませんでした。
 画面だけ見ればそりゃまぁそうでしょ。DCレベルのグラフィックチップなんだから。
 PS2には届かないけど、PS1よりは上、という点では明確にPSPと被ります。

 以前から、「iPhoneiPod touchは携帯ゲーム機市場を脅かす」などと
 言われていますが、そろそろ見方を変えた方がいいのかもしれません。
 つまり、「iPhoneiPod touchは、ニンテンドーDSPSPを同時代で
 共存しているゲーム機である」という見方です。
 この言い方はベンダにとって都合の良い逃げに聞こえますが、現実的には
 この線だと思います。携帯向けゲームよりはちょっと上だけど、ゲーム機
 を脅かすところまでは至らない。
 今でもQwertyキーの必要性が叫ばれるのをみれば分る通り、絶対的に
 ハードキーは必要です。iPhoneは特に通常のボタン操作的なコトを
 すると画面を自分の指で隠すというジレンマがあり、正直使えません。
 「加速度センサがある」ことはメリットではなく、「加速度センサを使わざるを得ない」
 状況が既にマイナスであるということです。