これがAppleリスクか
http://japanese.engadget.com/2011/02/01/iphone-reader/
Readerアプリがリジェクトされた様子。
元記事だと「アプリ内課金はiTSの仕組みを通すことが必要」という理由だそうですが、
別のところを読むと「アプリ外で課金されたアイテムをDLすることはダメ」とか言ってる
ところもあり、なんともいえません。
後者が事実だとするとKindleもダメだし国内の大手で採用しているところもかなり
潰されそうです。(個人的にはeBookJapanが被害を受ける)
現状出ている情報(噂)を並べてみると
・現状アプリ内からiTS課金を通さないアプリはリジェクトされる(コレは100%事実に近いと思われる)
・アプリ外での課金を促すアプリはリジェクトされる(コレはまだ噂だけど濃そう)
・アプリ外で課金したアイテムをDLするアプリはリジェクトされる(コレはまだ微妙)
・2011/06/30をもって、アプリ外課金を行うアプリは認可取消となる(噂。上記のような適用レベル不明)
こんな感じでしょうか。
この件についてよく言われる「Appleの器量は狭い」って話ですが、単純な意味で
リジェクトを非難することは出来ないでしょう。
問題を良く整理すると、
・審査を通ったアプリを後から落とす
・規定を後からひょいひょい変更する
・そもそも30%って手数料高すぎ(後から落とすなら審査の意味無いじゃないか)
といったところでしょうか。囲い込み自体は別に構いません、結果的に値段が大差ないなら。
ただ、Appleは日本でiBookStoreを事実上展開していません。
Readerアプリのリジェクトは「日本だけ許可される」ということは無いでしょうし、日本では
2重苦(サードアプリで買えない、iBookStoreで買えない)となります。
正直なところ、印象としては「普及しきってからちゃぶ台返し」にしか見えず、
シェアを盾にした独占企業の力技と感じます。
Appleというのがタチの悪い会社だということは十分理解してきたつもりですが、
自分が被害を受けるとなると流石に危機感を覚えますね。
そろそろ本気でAndroid移行を考える必要がありそうです。