ジーコに言う事は一つだ。
 「日本はブラジルでは無いのだ」と
 ジダほどのキーパーは居ないし、
 ロベカル程のサイドアタッカーも居なければ、
 カカのようなまさに「超一流」と言うプレイヤーも居ない。
 そして、「日本にロナウドは居ない」のだ。
 さて、では日本が目指す物はどこにあるか。
 今、日本に欠けているものは何か。
 それは、「個人では劣っていると言う事を認識する」こと、コレだけである。
 唯一、劣っていないとすれば中田1人だ。
 確かに中田は素晴らしい。私は中田の大ファンであり、
 信者と言われても構わない。
 だが、中田には相棒が必要なのだ。
 ペルージャでのラパイッチしかり、ローマではバティしかり、
 パルマではアドリアーノしかり。
 日本にはそれに足るプレイヤーは存在しない。
 ならば、「全員で作れ」ば良いのだ。
 北澤のような汗かき役が必要なのではないか、人の2倍走れない俊輔は
 いらないのではないか。やる気の無い稲本なんぞ要らないのでは無いか。
 そうすると大体見えてくるのでは無いか。まぁ前から言っていることなのだが。
GK:
 楢崎(固定
DF:
 松田
 坪井
 宮本(まだ代わりが居ないので仕方ない
MF:
ボランチ
 小野
 稲本
(左サイド)
 アレックス
(右サイド)
 市川(藤田)
(トップ下)
 中田
FW:
 高原
 森島(大久保・・・は嫌いだから無理。達也に期待age
監督:
 トルシエ以上の欧州よりな監督
以上。
改善点をいくつか上げると、
・ラインで守る
 コレはしょうがない。坪井がいくら足で追い付くといったところで
 クレスポやビエリが
 止まるわけじゃない。ベスト8以上を目指すならリスクを負う必要がある。
 コレで予選で負けるようだと問題外だが。
・中盤の両サイドに突破力のある選手を置く
 アレックスに関しては守備の負担を減らしてやればあんなものじゃないだろう。
 右の市川はとりあえず挙げたが、こちらも突破力のある選手を
 まず置く必要がある。これにより中田の動くスペースが出来てくる。
・中盤の底
 ココは改善の余地がある。
 小野にはミランピルロ的な働きを期待したい。
 「レジスタ」である。適度に散らし、ある程度下からコントロールして欲しい。
 そうすると、相棒が稲本では確かに微妙だ。
 何故ならミランではこの形(守備の大して得意でないピルロをあの位置に
 置く)を維持する為に、ガットゥーゾセードルフと言う
 2枚のタフネスが存在する。
 中盤を5枚にする事で負荷は分散されると思うが、
 ココには本当はとにかく90分走れる選手が欲しい。
 稲本は・・・試合に出ていないのもあるが、フルタイムディスタンスを
 忘れてしまっては居ないだろうか。ココが一番不安である事は否定しない。
・FWについて
 ある程度高原に頼るのは仕方が無いと思う。
 問題は、もう1人だ。
 サイドハーフに突破力のある選手を配置する事で高さが欲しくなる。
 が、久保では無いのだ。
 どこから出てくるか分からない「ジョーカー」的な選手を配置することで、
 相手DFにプレッシャーを与え、中田に前に出る機会を与える。
 ココでヤナギでは1歩引いてしまうため、「怖くない」と思われて
 いるのではないか。
総括:
 現時点では良くも悪くも「中田のチーム」であり、何故分かっていながら
 ジーコがそれを意図した組み方をしないか理解できない。
 それこそ100年に一度の選手が現れない限り、まだ日本はせいぜい
 ベスト16のチームなのだ。ベスト16以上を望むのであれば
 無い物ねだりはせず、現状把握から始めて欲しいと願う。
 まだ、優勝を望むようなことをしてはいけないのだ。