面白い。
http://d.hatena.ne.jp/HiromitsuTakagi/20041016
この間の「ランドセルにタグ」じゃないけど、RFIDが応答を返す事自体に
問題が有ると認識する人は決して多くないと分かる。
特に、アクティブタグの場合、自分で電力を持つためより危険度が高いと言える。
ただ、この日のところにある、
キヨ・ブラウン[在米ジャーナリスト], ICタグのプライバシ問題で決定的な溝 推進派が提案する「Killタグ」では解決しないと反対派, 日経コンピュータ 2003年12月1日号 pp.19-20
について触れられていないのだが、「Killタグで解決しないこと」、とは
何の事であろうか。
私が認識しているKillタグと言うのは、Killコマンドをサポートしたタグである。
細かい実装はメーカによって異なるが、基本的にKillを受け付けたタグは、
次回以降の検出を受け付けない。この事に何の問題が有るのだろうか。
(要はID自体を返すことが無いはずだ。それともPassiveタグが電力を
供給され、コマンドを受け付けるようになると言った手順内に
IDが判明してしまうような事が有りえる、と言うことだろうか。
(Kill状態の)タグは電力を供給された後、自分のKill状態を
確認し、コマンドを受け付けなければ良い筈なのだが・・・。)
メーカがDebugコマンドとして、Kill状態のタグにもアクセスを掛ける事は
技術的には当然可能だ。
その点に関しては法整備を進める事しかないと思われる。メーカのモラルを
信用するのはもう無理だ。
ともあれ、「メリット」「デメリット」を天秤に掛けた正しい論争が
必要なのは間違い無い。