総括 アルゼンチン編

 えっと、私が「優勝出来ない優勝候補」の一つとして上げたアルゼンチンですが、
 正直あの出来とあの勢いで優勝出来なかったのは痛いデスね。
 (他の該当は当然イングランド、スペイン、ドイツ)


 大怪我上がりのエインセと、そろそろ衰えの見えるアジャラ、そしてサムエルより
 コロッチーニを取ったこと(コレは3バック考慮してなのかなー?)、色々不安要素が有った為、
 優勝無き優勝候補止まりと予想していたわけですが、始まってみれば圧倒的なポゼッション、
 安定したエインセのパフォーマンス、変わらない存在感のアジャラ
 カンビアッソマスチェラーノの献身的なディフェンス。
 「あぁ、コレは読み違えたかな」と正直思いました。
 少なくとも、ドイツ相手に負けるパフォーマンスには見えませんでした。
 実際、ドイツ戦においても圧倒的不利な笛さえなければどうなっていたか。
 ハッキリ言ってドイツよりもっと見たかったチームでした。
 (準決勝でイタリアと当たってどうなっていたかは置いといて。)


 さて、このチームの4年後、どうなんでしょう。
 残念ながらペケルマンは身を引くようです。この経験を生かして次こそ、
 と言う期待も有ったんですが・・・。
 DF陣、ブルディッソエインセミリート、クフレ辺りはそのまま残るでしょうか。
 中盤はわりとそのままですね。
 FWに結構問題が。クレスポが居なくなることで、「高さ」「強さ」を使えるCFが皆無になります。
 メッシ、テベスサビオラ、そしてアグエロ。CFタイプが居るとは言え、高さ、強さ的な
 要素が足りないように見えます。
 勿論、'94ブラジルのように高さが無くても勝ててしまう事は有ります。
 ただ、今回のように「両方使っても勝てなかった」と言う事実はどこかで引っかかるように思います。


 クレスポ引っ込めると、引き篭もられた時こじ開ける手段が少なかった、というのが今回の教訓でしょうか。