総括 スペイン編

 優勝出来ない優勝候補の筆頭(何)、スペイン。
 今回もやはり優勝出来ませんでした。
 ただし、今回に関しては監督がもう少し利口ならもう少し上に行けたでしょう。
 (監督の人選がヘボイ、と言うのもスペインの特徴ですが、我が日本も人の事は
  言えないので突っ込まないようにしましょう)


 FW陣。トーレスが相変わらず波のあるパフォーマンスで、今回良い方に傾いていた。
 ビジャはいつも通りだった。ルイガルは切れていた。
 ラウルは相変わらずだった。
 ただ、今回に関して言えば、ラウル云々よりルイス・ガルシアをとにかく出し続けるべきだったかと。
 CFタイプの他二人に対して、どこからでもアクセントを付けるルイス・ガルシア
 フランスのように強固なディフェンスを持つチーム相手に、(個で打開出来ない)ラウルが付け込む隙は少ない。
 要は、フランス戦ではやはりラウル先発はするべきではなかった。
 他はまぁ及第点かと。


 中盤。守備的なボランチと言えるのはアルベルダ一人。他はセントラルが主な主戦場。
 さて、ポイントは今回アルベルダを外し、セナ、シャビアロンソ、シャビを中心に動かしたこと。
 例のダイジェスト誌では、"魅せるサッカー"として評価しているようですが、
 それでは一生勝てないですよ、っと。バルサがなぜ今のバルサ足りえるか理解出来てないですね。
 同じ4-3-3ですが、必ず底に守備的な選手が配置され、SBもある程度自重した動きをする。
 バルサが王者のサッカーだとしたら、スペインのサッカーは挑戦者のサッカーです。
 極端に言ってみればベルマーレですね。ああ言った戦略は本来弱いチームがやる事です。
 優勝するチームがする事ではありません。


 DF陣。プジョルは奮闘。ただしやはり相方は不安定。マルチェナじゃ駄目だったんでしょうか。
 もしくはラモスがセンター。ラモスは右サイドで効果的な動きをしていましたが、
 サルガドで駄目な理由もないように思います。
 フランス戦で決定的な裏の取られ方を見ていれば分かりますが、アレだけラインを上げざるを得ない
 スペインのサッカー自体に問題が有る訳です。
 サイドバックのフォローも無かったですし。


 アラゴネス
 各所で散々叩かれてますが、フランス戦での謎交代。
 だいぶフランスをなめてたんでしょうねぇ。GL見る限りそうしたくなるかもしれませんが。
 国内での評価はどうなんでしょう。GLで綺麗なサッカーを見せたから続投、とか言い出すんでしょうか。


 さて、恒例の4年後評価ですが、実際のところ、ほとんどの主力はそのままですね。
 ラウル?主力じゃないですし、次のEuroで引退するみたいな事言ってましたし、もうないでしょう。