AMD、ロードマップ更新。

 http://mypage.odn.ne.jp/www/k/8/k8_hammer_trans/files/Hammer-Info.html
 (Hammer-Info 様)


 何というかポジティブな話が全く見えないのがにんともかんとも。
 MCM 8-core Montrealはキャンセルになったようで、Native 6-Core Shanghaiが出る様子。


 一番悲惨なのはBulldozerだ。そのアーキテクチャは、ひどい失敗である
 (the architecture is a huge flop.)。速くないとかスペックが期待どおりでないとか
 という意味ではなくて、単に、45nmでは製造できないということだ。
  # Dirk MeyerはQ1決算時に、2009年に45nmでBulldozerのサンプルを作ると言っている。
 
 つまり32nm待ちということで、ベストケースでも、2010年の非常に遅い時期になる。
 つまり、基本的には2010年あるいは2011年までAMDは現状の(対Intel競争能力の)ままだということだ。
 コレは酷いにゃ。
 絶対性能でコレだけ長い期間Intelに先を行かれたことはK7以降記憶に無い。
 Intelが32nmの液浸+High-K辺りでコケナイ限り相当厳しい気が・・・。
 あぁ、まだあった。「Nehalem自体がコケル」ことが。


 しかし、K8ベースでこれ以上引っ張るのはもう無理でしょう。現実的に65nmになっても
 全然クロック上がってませんし、シュリンク+改良程度のShanghaiではやはり
 高クロックは望めないのでは。
 FusionをBulldozerではなくK8ベースで前倒し出来なかったんですかね。