値段・・は?

 http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2004/0922/mobile261.htm
 このくだりが気になった。

 ニンテンドーDSが2万円を切る低価格で発表された事を受けた記者からの質問に、
 久多良木氏は「初代プレイステーションが39,800円と発表された時、
 それが高い製品なのか、それとも安い製品なのかを評価する基準は存在しませんでした。
 なぜなら、ゲーム機の本質、価値はその上で動作するソフトウェアで決まるからです。
 コンテンツが一番大切で、すべての価値を決めるというのは(ゲーム機の)世代が異なっても同じ。
 東京ゲームショウで来場者の反応や要望を聞いて、
 ゲームベンダーや流通サイドとも話し合いながら決めていきたい」と話した。

 暗に、「高くなる」と言う事を認めている様だ。
 さらに、

 さらに会見後には「初代PSが発売された頃に存在したゲーム機は、
 1万円ちょっとで購入できましたが我々の製品は4万円近い価格。
 比較すれば当然高価ですが、セガサターンを含め性能面で圧倒していた
 (当時の)次世代機は、予想を超えて売り上げを伸ばしました。
 それは、それだけのお金を払ってでも遊びたいコンテンツがあったからです」
 ともコメントしていた。

 とある。
 正直、自分としては19800程度なんじゃないかと思っていた。
 ただ、H.264サポート等、あまりにあまりなスペックを詰め込んだ為、
 値段に無理が生じているようだ。
 ここでもし39800、と言う値段設定になった場合、誰が買うのだろうか。
 少なくとも、私はこの時点では買えない。
 もし、このPSPH.264フォーマットムービーをPC経由でUMDに保存し、
 ソレを再生できるような場合、39800でも恐ろしく安い、と言うことになるが、
 恐らくソレは無いであろうと思われる。
 (PCとの接点を作ってしまう時点でハードウェアクラックが進むからだ)
 個人的に、「ゲーム機はゲーム機であれ」と思っているので、
 今回のSCEとしての作戦は気に入らない。
 まるでPS2の初期戦略だ。
 ニンテンドーDSも今のところはあまり買う気は無いが、
 当然のように買うつもりだったPSPの値段が39800(あるいはそれ以上)
 になった場合、ニンテンドーDSを買うことになるだろうと思う。
 「それだけのお金を払ってでも遊びたいコンテンツ」
 PCが10万で満足の行くものが買える御時世に、4万もするお金に値する
 コンテンツをSCEが提供できるとは思えない。
 
 39800と言う値段が、メディアの先走りである事を願う。