Yonahが64bitに対応しない訳

 http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2005/0720/ubiq119.htm
 ・・・これタイトル付け方間違ってるよ。「64bitに対応しない訳」については
 次回その事について触れるとか書いてあるし。
 内容的には、"Yonahが64bitに対応しない訳"の前置きデスね。
 次の記事自体は興味深いっス。
 

 内容は、
 1.Yonahは64bit対応しないのに、デスクトップはセレにも必死に載せている
 2.メーカは(恐らく)2006年末に出るLonghorn/x64版に合わせて出したい
 3.Yonah-DT(電圧上げで高クロック版なデスクトップ用)は何故出さないのか?
 4.何故EM64TYonahは出ないのか。
 

 1.はまぁコスト的に大した事無いので(※)、AMDとの兼ね合いの上ででしょう。
 これは特になんもなし。
 (※Prescott Core/デスクトップ用チップに限る)
 

 2.は確かにそうなんですが、「Intelがスケジュール通りなら」06年末の
 Longhorn/x64に間に合うと思うんですがネ。Conroe,Meromが。
 Longhorn自体はまだ遅れる可能性も有るし、ただ確かにリスクは有りますが。
 

 3.の理由として、以下のように書かれています。

 しかし、これは絶対にできない。その理由は、この記事のテーマでもある、
 “YonahEM64Tに対応していない”からだ。現行製品のPentium XEPentium D、
 Pentium 4さらにはバリューPC向けのCeleron DすらEM64Tに対応しているのに、
 その後継にEM64T非対応の製品を投入できるだろうか? これは出来ない相談だ。

 この辺デスね。うーん。確かに。個人的には、Yonahで1台買って、その先2年XPが
 使えれば特に何も気にしませんが、普通の人は、Longhornへ乗せ代えたい
 (Microsoftのサポート期間も有るし)ところでしょう。
 この辺、4に続きます。
 

 4.についてはIntelサイドからは、"消費電力"などに跳ね返るから、と言う話が
 出ています。こんな感じデスネ

 Yonahでx64に対応しない理由として、「EM64Tに対応することでダイサイズが
 肥大化する問題は避けられず、バッテリ駆動時間とのトレードオフになる。
 また、モバイルPC上で利用するような64bitソフトウェアもほとんどない……」
 と自らの意志でx64に対応しなかったと説明したからだ。

 基本的に、"モバイルチップだから"と言う事を全面に出しています。
 確かにちょっと苦しい感は有ります。
 EM64Tの実装は800〜1000万程度のトランジスタ数増加といわれています。
 Yonahのダイサイズは1億5000万程度、Dothanと比べても10%も変わりません。
 極端にコストや発熱が変わるとも思えません。
 ただ、Intelの64bit実装は(※)32bitレジスタの倍速駆動な為、思った以上に差は有るかも。
 (※Prescottの場合。モバイルChipの場合違う方式になる、との発言有り。)
 

 そんな感じで、何となくMobile用だからEM64T実装し難くて、DTに持っていけなくて−、
 と言う感じ。ほんとに、感じ、だけ。
 

 何か色々言いたい事は有るけど、次の話見ないとなんともいえない感じー。
 DT用として戦力になるか否か。ウチのメイン機として2年働けるか。
 逆にいえば、2年もちゃ良いよ。
 と。
 続く。