誰の為のフォーマット戦争か

 http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20070810/avt011.htm
 ユーザ以外全員。コレだけは間違い無い。
 本田さんはSONYよりなのであちこちに"東芝が悪い"、"HD DVDが悪い"を
 ちりばめてますね。
 まぁ、"価格的なメリット"が無い限りHD DVDを選ぶ理由は皆無な訳ですが、
 ゲーム機並みのインセンティブ販売が続く北米ではまだ微妙。
 事実、"BD版が65%売れた"と言う話がありますが、逆に取れば、
 "HD DVD版も35%売れている"訳です。
 実際のところ、よっぽどBD2層をフルに使うような代物でもない限り、
 同一フォーマットで可能なハズで、オーサリングコストが両サポートを
 する事で跳ね上がる事も無いハズです。
 ゲーム機とは違い、ロジカルな部分より、人が絡む部分が多いので、
 コストの計算がし難い部分も有るかとは思いますが、
 それでもゲームのマルチプラットフォームに比べれば歴然の差があり、
 ソフトウェアベンダとしては、別段両方サポートでも構わない。
 プレスコスト?それに関しても流用が利き易いHD DVDのサポートはともかく、
 BDの新規工場設立の方が高いですよね?


 と、まぁ思ったことをだらだらと並べてみましたが、
 個人的にはフォーマット戦争はやって貰ってて構いません。
 どうせ一方に決まったからと言って極端に安くはなりません。
 北米ならともかく日本では絶対に。
 既にBDのソフトとは言え、映画ではDVDの+1000円と言うのが定着しており、
 そもそも大して割高感がありません。
 (PS2/DC/GC/XBOX世代で、PS2が圧勝しててもソフトは安く無いですよね?
  まぁ、ロイヤリティシステムの弊害でもありますが。)


 ユーザから見たフォーマット戦争の唯一のネガティブな点は一点。
 "完璧なマルチプラットフォームになりえない"こと。
 ゲーム機のほうがコレは顕著ですが、一方でしかでないソフトがあること。
 映画は比較的両方で出ているようですが、スポーツ系のソフトは
 "HD DVDでしか"出ていません。別段HD DVDを選ぶ理由は無いはずですが。
 (ビットレートの観点から言えば、容量が少ない方を選ぶ理由は皆無。)
 囲い込みによる結果としか受け取れません。


 私が年間に買う映画のソフトはせいぜい3〜4本、スポーツ系ソフトは
 上限無しで買います。
 (基本的にはセリエ、リーガ年間、CL予選、CL本選、各ゴール集、競馬、F-1など)
 よって現時点では私はかなりそのネガティブな面を受けています。